デジタル大辞泉 「古物」の意味・読み・例文・類語 こ‐ぶつ【古物/故物】 1 使い古した品物。また、使用済みの不用になった品物。中古ちゅうぶる。セコハン。2 古くから伝わる由緒のある品物。骨董品。3 法律で、一度使用した物品、もしくは未使用でも使用のために取引された物品、またはそれらの物品にいくぶんの手入れをしたもの。[類語]古物ふるもの・年代物・時代物・中古品 ふる‐もの【古物】 使い古した物。古着や古道具など。「古物商」[類語]古物こぶつ・年代物・時代物・中古品 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「古物」の意味・読み・例文・類語 こ‐ぶつ【古物・故物】 〘 名詞 〙① 古い品物。古くから伝わる由緒(ゆいしょ)ある品物。[初出の実例]「物具頗冝調、無古物」(出典:御堂関白記‐寛弘七年(1010)四月二四日)[その他の文献]〔南斉書‐孔稚圭〕② 一度使用された物品、もしくは一度購入された未使用の物品で使用のために取引された物、またはこれらの物品にいくぶんの手入れをしたもの。中古。セコハン。[初出の実例]「古物の市場、行商、露店及糶売」(出典:古物商取締法(明治二八年)(1895)五条)③ 古くからいる者。また、使いふるされた者。時代がかった者。[初出の実例]「官吏の古物や主義の曖昧なる者は」(出典:政党評判記(1890)〈利光鶴松〉四) ふる‐もの【古物】 〘 名詞 〙 古びた品物。使い古した品物。特に古着や古道具をさす。こぶつ。[初出の実例]「襤褸さしたる古物(フルモノ)を、着て嬉しがる心根が」(出典:人情本・恩愛二葉草(1834)初) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「古物」の読み・字形・画数・意味 【古物】こぶつ 古い品物。〔文中子、上、周公〕、古物を好む。鍾鼎什物、珪璽(けいじ)錢貝、必ずふ。子、之れを聞きて曰く、古の古を好むはを聚む。今の古を好むは財を聚むと。字通「古」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報