西久光(読み)ニシ ヒサミツ

20世紀日本人名事典 「西久光」の解説

西 久光
ニシ ヒサミツ

大正・昭和期の物理学者 九州大学名誉教授



生年
明治19(1886)年6月9日

没年
昭和45(1970)年7月3日

出生地
石川県

学歴〔年〕
東京帝大理科大学実験物理学科〔明治43年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和8年〕

経歴
第5高等学校教授を経て、大正8年九州帝大助教授、欧米留学後の11年工学部教授となった。昭和14年創設の同大理学部教授となり、15年理学部長、21年定年退官、名誉教授。24〜32年佐賀大学長、のち名誉教授。著書に「ラマン効果」「結晶水の赤外部吸収」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西久光」の解説

西久光 にし-ひさみつ

1886-1970 大正-昭和時代の物理学者。
明治19年6月9日生まれ。五高教授をへて,大正11年九州帝大教授。昭和24年新設の佐賀大学長となり,整備拡充につとめた。昭和45年7月3日死去。84歳。石川県出身。東京帝大卒。著作に「ラマン効果」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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