西成度(読み)にし・なりたき

朝日日本歴史人物事典 「西成度」の解説

西成度

没年明治24.4.7(1891)
生年天保6.6.22(1835.7.17)
明治前期の司法官府中藩(静岡県)藩士西成量の子として肥前国平戸(平戸市)に生まれる。通称吉十郎。戊辰戦争では幕府外国奉行支配組頭として大阪城内に従軍した。明治2(1869)年8月静岡藩(旧府中藩)権少参事に任じられ,4年司法省6等出仕。以後司法省の諸官を経て,13年3月東京上等裁判所長,14年10月東京控訴裁判所長,19年5月大審院刑事第一局長,同年8月東京控訴院長,23年8月大審院長を歴任した。

(楠精一郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西成度」の解説

西成度 にし-なりのり

1835-1891 明治時代の司法官。
天保(てんぽう)6年6月22日生まれ。もと幕臣。明治4年司法省にはいり,大審院刑事第一局長,東京控訴院長をへて23年大審院長となる。明治24年4月7日死去。57歳。肥前平戸(長崎県)出身

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