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都市自治体法 としじちたいほう

百科事典マイペディアの解説

都市自治体法【としじちたいほう】

1835年に英国で成立した都市自治体に関する改革立法。従来英国の都市自治体は少数の自由民だけが役職につく権利をはじめ特権にあずかっている寡頭支配体制のもとにあり,それが〈腐敗〉の原因になっていた。1835年の都市自治体法はこれまでの特権的な参事会に代わって市会(タウン・カウンシル)を市政の中心機関とさだめ,市会議員の任期は3年,毎年その3分の1が改選されるものとし,また選挙資格をその市域に3年以上住んで救貧税を払っているものに広げることによって,寡頭支配体制を打破する改革を進めた。ただしロンドンはこの法律の対象外とされた。

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世界大百科事典 第2版の解説

としじちたいほう【都市自治体法 Municipal Corporation Acts】

19世紀のイギリスにおける都市行政の改革立法をいう。とくに中世来の都市行政を大きく改革した1835年の法律が有名である。19世紀にいたるまでのイギリスの都市自治体は,少数の自由民freemenだけに自治体構成員の特権を限定し,市長,特別参事会員aldermen,一般参事会員common councilmen,治安判事等の役職を,その自由民中の有力者で独占するという,閉鎖的な寡頭支配体制であった。しかし,1835年の都市自治体法は,178の旧都市自治体を廃止して,そのすべてに市参事会town councilを創設し,これを市政の中心機関とした。

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