西村寅三(読み)ニシムラ トラゾウ

20世紀日本人名事典 「西村寅三」の解説

西村 寅三
ニシムラ トラゾウ

明治・大正期の科学者



生年
明治5年(1872年)

没年
大正15(1926)年

学歴〔年〕
東京帝大農科大学〔明治33年〕卒

経歴
ビールや醬油の醸造研究に従事。のち水産講習所細菌学微生物学を講じた。ふのりや昆布などの黴付けを研究する傍ら魚網強化のための染網や化学染料(日高染料)の考案・開発も行った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

朝日日本歴史人物事典 「西村寅三」の解説

西村寅三

没年:昭和1(1926)
生年:明治5(1872)
明治大正期の科学者。明治33(1900)年,東京帝大農科大学卒業後,麦酒・醤油醸造研究を経て,水産講習所で細菌学,微生物学を講義。ふのり,昆布,鰹節の黴付けとともに漁網強化のための染網を研究した。化学染料(日高染料)を創案した。

(加瀬和俊)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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