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細菌学 さいきんがく bacteriology

翻訳|bacteriology

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

細菌学
さいきんがく
bacteriology

細菌を研究対象とする科学で,生化学,遺伝学などと直結した基礎理論の分野である。代謝と増殖の速度が大きく,世代交代の速い細菌の研究は,一般生物の生理,機能解明のうえからも重視される。微生物の最初の発見者はオランダの A.レーウェンフクで,17世紀後半であった。

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デジタル大辞泉の解説

さいきん‐がく【細菌学】

細菌の形態や性質などを研究する、生物学の一部門。パスツールコッホによって提唱され、農学・医学・遺伝学に応用。最近はウイルススピロヘータリケッチアなども含めて微生物学という。

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百科事典マイペディアの解説

細菌学【さいきんがく】

細菌を研究する生物科学の一分科。細菌は病気や発酵など人間生活と深いかかわりをもつにもかかわらず,細菌そのものの発見は,顕微鏡の解像能力が向上した17世紀後半になってからのことであった。

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世界大百科事典 第2版の解説

さいきんがく【細菌学 bacteriology】

細菌を研究対象とする科学で,微生物学の主要な部分を占めている(なお微生物学には細菌のほか酵母,カビ,原虫,ウイルスなどが研究対象に含まれている)。細菌学を微生物学の一分野としてみた場合,一般微生物学,土壌微生物学,食品微生物学,環境微生物学,微生物分類学などのそれぞれに,細菌学が含まれている。また細菌は,一般的な生命現象の解明のための研究素材として用いられることも多く,分子遺伝学(分子生物学),生化学,生態学などの中にも細菌の研究は含まれている。

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大辞林 第三版の解説

さいきんがく【細菌学】

細菌類を研究対象とする微生物学。医学や農学の領域にもわたる。分子生物学の発展によって、細菌の物質交代、形質転換などのしくみなどが、また電子顕微鏡の発達によって、その微細構造が解明されてきている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

細菌学
さいきんがく
bacteriology

細菌を対象とする生物学の一分野。細菌学の歴史的な発展は、道具としての顕微鏡、技術的な面としての培養法などの発展に負うところが大きい。つまり、レーウェンフックの顕微鏡の製作による細菌の観察、パスツールによる腐敗に関連しての滅菌法の発見、さらにコッホによるゼラチン固形培養基による細菌の純粋培養法の成功などが総合されて細菌学の誕生・発展となったといえる。また、細菌学は純正な生物科学となる以前には、病原細菌学、発酵細菌学、農学のなかに位置づけられる土壌細菌学などというように、応用の色彩が濃い科学として、相互にあまり関係をもたず、それぞれの目的に従って発展するという経過をたどった。しかし、このような応用細菌学は、やがて基礎細菌学となって生かされていくことになる。とくにバージェイDavid H. Bergey(1860―1937)が、1923年、アメリカ細菌学会の援助によって『細菌群の検索表』Bergey's Manual of Determinative Bacteriologyの初版を発表したことは画期的なことであった(1994年、第9版を出版)。この検索表は各分野で発表された細菌の種をまとめ、体系づけたものである。こうした分類方式の発展とともに、生理・生化学分野では細菌の細胞構造、細菌の増殖、細菌の物質代謝機構などの研究が進み、さらに突然変異から出発した遺伝学においては形質転換や接合・組換えの仕組みなどがしだいに解明された。とくに遺伝情報の研究の発展は目覚ましいものがある。そして、これらの研究は、また、細菌の病原性の解明や新しい発酵生産物利用に還元されていくわけである。このように細菌学は、応用から基礎へ、基礎から応用へと発展しつつあるのが現状といえる。[曽根田正己]

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世界大百科事典内の細菌学の言及

【医学】より

…消毒はイギリスのJ.リスターが先鞭をつけ,ウィーンではI.F.ゼンメルワイスが独自にそれを導入した。いずれも細菌学の知識なしに,傷口の化膿・腐敗あるいは血液毒を中和するために,強力な芳香をもつ石炭酸や塩素水を使用した。もちろん,細菌学がその根拠を与えた後は,いっそう洗練された方法となり,急速に普及していった。…

【コッホ】より

…ドイツの細菌学者。結核菌の発見者で,細菌学の創始者の一人であるとともに,19世紀後半の細菌学黄金時代の中心的存在でもあった。…

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