西沢富夫(読み)ニシザワ トミオ

20世紀日本人名事典 「西沢富夫」の解説

西沢 富夫
ニシザワ トミオ

昭和期の社会運動家 共産党幹部会副委員長。



生年
大正2(1913)年7月7日

没年
昭和60(1985)年11月7日

出生地
宮城県仙台市

学歴〔年〕
ハルビン学院卒

経歴
昭和20年12月日本共産党入党。一橋大講師としてロシア語と社会主義経済論を担当していたが、25年公職追放。以後地下活動を経て、52年10月の第14回党大会で党国際・外交委員会の責任者となり、宮本体制の下にあって、ソ連、中国と距離を置いた日本共産党の自主独立路線を指導した。51年7月から共産党幹部会副委員長。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西沢富夫」の解説

西沢富夫 にしざわ-とみお

1913-1985 昭和時代の社会運動家。
大正2年7月7日生まれ。昭和20年共産党に入党,マルクス・レーニン主義研究所書記などをへて,24年「アカハタ」国際部長,41年党幹部会員,51年党幹部会副委員長。党の国際問題専門家として活動し,自主独立路線を指導した。昭和60年11月7日死去。72歳。宮城県出身。ハルビン学院卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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