日本歴史地名大系 「西牟田井堰」の解説 西牟田井堰にしむたいぜき 福岡県:八女郡広川町当条村西牟田井堰近世に置かれた井堰。当条(とうじよう)村域の五(ご)ノ家(え)で広川本流より取水、三潴(みづま)郡西牟田村(現筑後市・三潴町)方面に流すもので、千間(せんげん)溝または西牟田溝とよばれる。元禄年間(一六八八―一七〇四)同村の平田半兵衛により開かれたというが(千間溝開設之碑)、同人は元禄七年没。この普請でまったく新たに開削されたのではなく、その基礎となる水路がすでにあったと考えられる(江戸時代以前ともいう)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by