西田健太郎(読み)ニシダ ケンタロウ

20世紀日本人名事典 「西田健太郎」の解説

西田 健太郎
ニシダ ケンタロウ

大正・昭和期の労働運動家



生年
明治27(1894)年3月25日

没年
昭和8(1933)年10月16日

出生地
佐賀県佐賀郡東川副村(現・諸富町)

旧姓(旧名)
貞包 健太郎

学歴〔年〕
甲種工業学校卒

経歴
佐賀県の深川造船所、大阪の帝国製糸会社などに勤務し、のち八幡製鉄所に入る。大正8年労働組合「日本労友会」を結成し、副会長。9年の第一次八幡製鉄所争議には27000名の労働者が参加。この争議で懲役4カ月に処せられた。一時朝鮮にわたり、帰国後昭和4年九州民憲党反幹部派の無産政党刷新同盟の委員長格や北九州一般労働組合執行委員長となり、労働運動を続けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西田健太郎」の解説

西田健太郎 にしだ-けんたろう

1894-1933 大正-昭和時代前期の労働運動家。
明治27年3月25日生まれ。福岡県の八幡製鉄所にはいり,大正8年浅原健三らと労働組合日本労友会を結成し副会長となる。翌年同製鉄所の争議を指導し,逮捕,投獄される。のち,北九州一般労組,借家人組合,失業者同盟などを組織した。昭和8年10月16日死去。40歳。佐賀県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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