西田地方村(読み)にしでんじがたむら

日本歴史地名大系 「西田地方村」の解説

西田地方村
にしでんじがたむら

[現在地名]富山市西田地方町一―三丁目・西田地方・花園町はなぞのちよう一―四丁目・西中野町にしなかのまち一丁目・千石町せんごくまち四丁目・同六丁目など

富山城下南西、神通川右岸に近く、南は根塚ねづか村など。富山藩領。地名の由来は田地の広く続く所の意であろうが、明和八年(一七七一)の富山町散地・田地方由来覚書(「富山町方旧記」前田家文書)に「西田地方・東田地方与申義、町方ニ而ハ本町・田地方・散地与先規より三段ニ名目御座候而、田地方東西之差別無御座候」とあり、天保一二年(一八四一)の富山町方旧事調理には千石町散地について「御城下本町通り之他町を田地方与相唱、御高札より西之手を西田地方へ附而地屋敷等願出候ニ付散地と申」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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