西笠原村(読み)にしかさはらむら

日本歴史地名大系 「西笠原村」の解説

西笠原村
にしかさはらむら

[現在地名]加西市西笠原町

野田のだ村・王子おうじ村の南に位置し、北東部を下里しもさと川が南流する。天正(一五七三―九二)頃までは東笠原村と合せて笠原村とよばれた。文禄四年(一五九五)八月一七日の豊臣秀吉知行方目録(木下家文書)に「西かさはら村」一五石とみえる。慶長国絵図にも西笠原とみえる。領主変遷は宝永三年(一七〇六)までは坂田の坂本さかたのさかもと村と同じ。宝暦一三年(一七六三)までは東南ひがしなん村と同じ。天明二年(一七八二)から同四年までは下野宇都宮藩領で(天明三年「年貢免状」西笠原町有文書など)、その後幕府領を経て文政七年(一八二四)以降も東南村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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