西越村(読み)さいごしむら

日本歴史地名大系 「西越村」の解説

西越村
さいごしむら

[現在地名]新郷村西越

五戸ごのへ(現五戸町)西南浅水あさみず川上流の山間地に位置し、川沿いに支村が散在する。東は手倉橋てぐらばし(現五戸町)、南は蛇沼じやぬま(現三戸町)、北は戸来へらい村および又重またしげ(現倉石村)に接する。正安三年(一三〇一)のきぬ女家族書上案(新渡戸・岩大文書)に「さけこし」「三戸さけこし」とある。戦国時代より三戸南部氏の配下に入り、西越館には西越氏が居館したという。西越氏は二二代南部政康の四男石亀信房の次男某とされ、のち下田しもだ(現上北郡下田町)に移住して下田氏の祖となったとされる(奥南旧指録)

正保四年(一六四七)の南部領内総絵図に西越村、一〇一石余とあり、同年の郷村帳によれば一〇一・二六六石のうち六三・四二三石が田であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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