上新田(読み)かみしんでん

日本歴史地名大系 「上新田」の解説

上新田
かみしんでん

[現在地名]見附市上新田町・いま町一丁目・同四―五丁目

下山吉しもやまよし村の北、西の刈谷田かりやだ川対岸は中之島なかのしま(現南蒲原郡中之島村)。年不詳の新発田領村々開発録(釈迦塚区有文書)によると、下山吉村芝野しばの村・江向えむかい新田などの開発にあたった与惣左衛門家が、寛永一九年(一六四二)に開発したという。元禄一一年(一六九八)の新田年号并枝村方角道法付(新発田市立図書館蔵)には元和二年(一六一六)の開発とある。年不詳の中之島組所々新田帳(同館蔵)では、元和五年に中之島組肝煎長右衛門の開発とある。

上新田
かみしんでん

[現在地名]白根市上新田

なかくち川と信濃川を結んだ福田ふくだ川旧河道左岸に沿い、西は新飯田にいだ村、東は鵜森うのもり(現加茂市)に接する。元和七年(一六二一)摂津・播磨国辺を転々としていた渡辺某が来越して開発したと伝え、同氏の子孫名主世襲

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報