西郷浦山分廻見日記(読み)にしごううらやまぶんかいけんにつき

日本歴史地名大系 「西郷浦山分廻見日記」の解説

西郷浦山分廻見日記(西郡廻見日記)
にしごううらやまぶんかいけんにつき

一冊 寺田三八著

成立 享和元年

原本 明治大学刑事博物館

解説 下横目役寺田三八が土佐国西半分の村々の実態を記録したもので、地高(本田高・新田高)土免・家数・人数・堂社・産業(紙・漁業)・留山・切畑・牛馬・村役人名・郷士・村民の生活状態などを簡潔に記している。天明期の荒廃の爪跡を残しつつも新たな村の発展も看取できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 新田高 漁業

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