見纏(読み)みまつべ

精選版 日本国語大辞典 「見纏」の意味・読み・例文・類語

み‐まつべ【見纏】

〘名〙
① とりしまること。また、しらべること。また、その役の人。
浮世草子御前義経記(1700)六「あまたの女郎を此女にあづけ、見まつべ致させ」
② 身のまわりなどを整理整頓すること。主として女性の場合についていう。みまつめ。

み‐まつ・べる【見纏】

〘他バ下一〙 みまつ・ぶ 〘他バ下二〙
① とりしまる。監督する。
② とりまとめる。また、身のまわりなどを整える。みまつめる。
※俳諧・大長刀(1677)下「しき物其外みまつべて来る〈正立〉 日はくれぬ人はかへりぬ常芝居〈湖春〉」

み‐まつ・める【見纏】

〘他マ下一〙 ばらばらに散らばっておかれているものを、集める。とりまとめる。みまつべる。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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