整理(読み)セイリ

デジタル大辞泉の解説

せい‐り【整理】

[名](スル)
乱れた状態にあるものを整えて、きちんとすること。「資料を整理する」「気持ちの整理がつく」「交通整理
無駄なもの、不要なものを処分すること。また、あとあと煩わしい問題が起こらないように処理すること。「人員を整理する」「身辺を整理する」
株式会社が支払不能・債務超過に陥るおそれまたはその疑いがあるとき、再建を目的として裁判所の監督の下に行われる手続き。商法に規定があったが、平成18年(2006)5月、会社法の施行に伴い、この制度は廃止された。
新聞編集において、原稿や写真などを取捨選択し、見出しを付け、紙面を構成すること。またその業務を行う部署。「編集局整理部」
[用法]整理・整頓――「部屋の中を整理(整頓)しなさい」「書棚をきちんと整理(整頓)する」など、整えるの意では相通じて用いられる。◇「整理」は、「交通整理」「感情の整理がつく」のように、混乱しているものをきちんとした状態にする意。また、無駄なもの、余分なものを除く意もある。「人員整理」「蔵書を整理する」など。◇「整頓」は乱れているものの位置を元にもどし、整えること。「教室の机を整頓する」「乱れた資料の順序を整頓する」

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大辞林 第三版の解説

せいり【整理】

( 名 ) スル
乱れているものをそろえ、ととのえること。 「引き出しを-する」 「論点を-する」
不必要なものを取り除くこと。 「小枝を-してから生ける」 「人員-」
株式会社が支払い不能・債務超過に陥るおそれや疑いがある場合、裁判所の監督下に会社の再建を図る目的で行われる旧商法上の手続き。会社法制定により廃止。会社整理。 → 法的整理

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精選版 日本国語大辞典の解説

せい‐り【整理】

〘名〙
① (━する) ととのえおさめること。ただしくととのえること。きちんと処理すること。
※正法眼蔵(1231‐53)陀羅尼「袈裟を著し、坐具をもち、鞋襪を整理して」
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九「その尽とく整理妥当なるを得るまでは」
※二老人(1908)〈国木田独歩〉上「手狭であるが全体が能く整理(セイリ)されて」 〔春秋左伝疏‐荘公二三年〕
② (━する) 余分なもの、むだなものなどを処分すること。
※路上(1919)〈芥川龍之介〉一八「国の田地や何かも整理(セイリ)しなけりゃならないから」
※家族会議(1935)〈横光利一〉「不良番頭も整理したから、店は確実よ」
③ (━する) 株式会社が支払不能・債務超過に陥るおそれまたはその疑いがあるとき、再建を目的として裁判所の監督の下に行なわれる商法上の手続き。
※商法(1899)三八一条「裁判所は〈略〉会社に対し整理の開始を命ずることを得」
④ (━する) 新聞製作の工程の一つ。多くの記事の中からその日の新聞に掲載するものを選び出し、見出し付けや紙面への割り付けを行なうこと。また、その部門。
※闘牛(1949)〈井上靖〉「今日の紙面は大変なんですよ、整理の奴等悲鳴を上げると思ふんです」
⑤ 織物の加工で、最終の仕上げ工程。絹、毛、綿、麻などの材質または加工技術などによって、その方法には糊付け、幅出し、艷出しなどいろいろの種類がある。

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世界大百科事典内の整理の言及

【取引所】より

…一方,反対に相場の流れに従って売買することを〈順張り〉という。 玉(ぎよく)整理信用取引による売買が増大して相場の動きが鈍くなると,買方が手じまってくるため買残高が減少する。これを〈玉整理〉または単に〈整理〉という。…

※「整理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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