見覚(読み)みおぼえる

精選版 日本国語大辞典 「見覚」の意味・読み・例文・類語

み‐おぼ・える【見覚】

〘他ア下一(ヤ下一)〙 みおぼ・ゆ 〘他ヤ下二〙
① 以前に見て記憶している。見知っている。
※杜詩続翠抄(1439頃)八「畜眼目に見覚(ミヲホエテ)より以性未曾有如此也」
② 目で見て覚える。見ながら身につける。
※俳諧・文政句帖うつし‐一〇年(1827)六月「入もせぬ山見覚へる夜寒かな」

み‐おぼえ【見覚】

〘名〙 以前に見て記憶していること。
※俳諧・文化句帖‐元年(1804)九月一日「見覚して鳥の立らん大瓢」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一八下「眼を定めてよくよく見れば、見覚(ミオボエ)のある額の切創

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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