化学辞典 第2版 「規圧密度」の解説
規圧密度
キアツミツド
orthobaric densities
一定温度における液体の密度(dl)とこの液体と平衡状態にある飽和蒸気の密度(dv)の両者をいう.液体と蒸気の規圧密度の平均値は,温度とともに直線的に変化する.これをカイユテ-マチアスの法則という.温度上昇とともに二つの規圧密度の値はしだいに接近し,臨界温度では両者は一致し,臨界密度となる.種々の温度における規圧密度の測定は臨界密度,したがって臨界体積の決定法として利用できる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報