覚束なみ(読み)おぼつかなみ

精選版 日本国語大辞典 「覚束なみ」の意味・読み・例文・類語

おぼつかな‐み【覚束み】

  1. ( 形容詞「おぼつかない(覚束━)」の語幹に「み」の付いたもの ) おぼつかないこと。はっきりせず、気がかりなこと。和歌で、「なみ」を波にかけて使われることが多い。
    1. [初出の実例]「あとはかもなくやありにし浜千鳥おぼつかなみに騒ぐところか」(出典:篁物語(12C後か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android