親思う心にまさる親心(読み)オヤオモウココロニマサルオヤゴコロ

デジタル大辞泉 「親思う心にまさる親心」の意味・読み・例文・類語

おやおもこころにまさる親心おやごころ

吉田松陰の歌「親思ふ心にまさる親心けふの音づれ何ときくらん」から》子が親を思う心よりも、子を思いやる親の気持ちのほうがはるかに深いということ。

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精選版 日本国語大辞典 「親思う心にまさる親心」の意味・読み・例文・類語

おや【親】 思(おも)う心(こころ)にまさる親心(おやごころ)

  1. 子が親を思うよりも、子を思う親の心はいっそう深いということ。
    1. [初出の実例]「親思ふこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん」(出典:父叔兄宛吉田松陰書簡‐安政六年(1859)一〇月二〇日)

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ことわざを知る辞典 「親思う心にまさる親心」の解説

親思う心にまさる親心

子が親を思う心よりも、親が子を思う心はさらに深い。

[解説] 吉田松陰の辞世の歌の上の句として知られ、古くは「土左日記―承平五年一月一一日」の「世の中におもひやれども子を恋ふるおもひにまさるおもひなきかな」にも通じます。

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