普及版 字通 「覬」の読み・字形・画数・意味
覬
17画
[字訓] のぞむ・ねがう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は豈(き)。豈に豈求の意がある。〔説文〕八下に「幸(きかう)するなり」とあって、覬覦(きゆ)の意とする。上位をのぞみねらうことをいう。
[訓義]
1. のぞむ、ねがう、ねらう。
2. 冀・幾・豈・希・と声が近く、通用する。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕覬 ネガフ・ノゾム・トホル・ミル・ウカガフ/覬覦 ネガフ
[語系]
覬・(幾)kiiは同声。豈khii、冀kiei、希xii、kitも声義近く、希求の義において通用する。
[熟語]
覬倖▶・覬幸▶・覬望▶・覬覦▶
[下接語]
陰覬・希覬・窺覬・貪覬・非覬・妄覬
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報