希求(読み)キキュウ

デジタル大辞泉 「希求」の意味・読み・例文・類語


け‐く【求】

願い求めること。ききゅう。
「仰ぎて見れば、法性の空晴れねど、―の霞さす」〈栄花・鳥の舞〉

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精選版 日本国語大辞典 「希求」の意味・読み・例文・類語

け‐く【希求・悕求】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「け」「く」はそれぞれ「希・悕」「求」の呉音。「けぐ」とも ) 願い求めること。ききゅう。
    1. [初出の実例]「上中雖復深妙難一レ知、猶是寄言故、悕求心有寄」(出典法華義疏(7C前)一)

き‐きゅう‥キウ【希求】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「希」は願う意 ) 願い求めること。希望。けく。
    1. [初出の実例]「真理よりも真理を希求する心」(出典:葬列(1906)〈石川啄木〉)
    2. 「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」(出典:日本国憲法(1946)九条)

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普及版 字通 「希求」の読み・字形・画数・意味

【希求】ききゆう

求める。

字通「希」の項目を見る

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