観世音寺村(読み)かんぜおんじむら

日本歴史地名大系 「観世音寺村」の解説

観世音寺村
かんぜおんじむら

[現在地名]宰府市観世音寺一―六丁目・観世音寺・白川しらかわ坂本さかもと三丁目・通古賀とおのこが一丁目

四王寺しおうじ山の南麓、ほぼ西流する御笠みかさ川右岸にある。東は宰府さいふ村。小早川時代の指出前之帳では観世音寺村の田四〇町三反余(分米四三四石余)・畠一六町二反余(分大豆九六石余)。慶長七年(一六〇二)の検地高は一千二五石余(慶長石高帳)。元禄五年(一六九二)には高一千四五石余、家数四六・社二・寺二、人数二八六(田圃志)。石高書上帳案の郡帳高も一千四五石余。寛政期(一七八九―一八〇一)の家数四九・人数一九一、牛三九・馬二(別本「続風土記附録」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android