角筈(読み)ツノハズ

デジタル大辞泉 「角筈」の意味・読み・例文・類語

つの‐はず【角×筈】

動物の角で作った弓・矢の筈。

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精選版 日本国語大辞典 「角筈」の意味・読み・例文・類語

つの‐はず【角筈】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 優婆塞(うばそく)をいう斎宮の忌詞(いみことば)
      1. [初出の実例]「優婆塞を角波須と云〈略〉如是一切物名、忌道定給き」(出典皇太神宮儀式帳(804))
    2. 弓または矢の筈を、牛や鹿の角で作ったもの。
      1. [初出の実例]「高橋氏文云〈略〉磐鹿六獦命以角弭之弓、当遊魚之中」(出典:本朝月令(10C中か)六月)
  2. [ 2 ] 東京都新宿区南部の旧地名。もと東京府豊多摩郡淀橋町の大字。昭和七年(一九三二)東京市に編入されて淀橋区の町名となり、同二二年に新宿区に所属、翌二三年に一部が歌舞伎町となる。同四五年一・二丁目の一部と三丁目が西新宿一~四・六丁目となり、町名としては消滅。郵便局名、出張所名などに残る。

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