精選版 日本国語大辞典 「解縄」の意味・読み・例文・類語 とき‐なわ‥なは【解縄】 〘 名詞 〙 大祓(おおはらえ)のときに、縒(よ)った縄二筋を左右の手で持ち、口にくわえてそのよりを解くもの。[初出の実例]「ときなはのとくもいそがし御祓(みそぎ)にはゆふかけたるぞ神は請らん」(出典:定頼集(1053頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の解縄の言及 【結び】より …さらに,歴代天皇の魂を鎮めるための鎮魂祭の中には〈御魂(みたま)結び〉という呪法がみられる。また,心身の潔白を保つために禊(みそぎ)または祓(はらい)行事を行ったが,そのうちの一つに〈解縄(ときなわ)祓〉があり,これに用いる用具は串,人形(ひとがた),米と解縄である。解縄を口にくわえて手で縒りを戻すのであるが,これは汚れを解く模擬的な行為である。… ※「解縄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by