解離熱(読み)かいりねつ

精選版 日本国語大辞典 「解離熱」の意味・読み・例文・類語

かいり‐ねつ【解離熱】

〘名〙 一つの化合物一モルをその構成元素の分子原子に分解するときに要する熱量

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デジタル大辞泉 「解離熱」の意味・読み・例文・類語

かいり‐ねつ【解離熱】

解離を起こさせるのに必要な熱エネルギー解離エネルギー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の解離熱の言及

【解離】より

…一般に安定な分子の解離には外部から熱や光などエネルギーを供給することが必要で,それぞれ熱解離,光解離などと呼ばれる。解離に必要なエネルギーを解離熱あるいは解離エネルギーといい,たとえば,二原子分子の塩素Cl2,水素H2,酸素O2,窒素N2の解離熱はそれぞれ243,436,495,942kJ/molで,解離熱が小さいものほど解離しやすい。これらの値は,二原子分子をつくる化学結合の強さを表し,結合エネルギーとも呼ばれる。…

※「解離熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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