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解離 かいり dissociation

翻訳|dissociation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

解離
かいり
dissociation

分子が分解して原子,原子団,他の分子,イオンなどを生じること。熱,電気,光などのエネルギーの影響で起る。解離した分子数と解離前の分子数の比を解離度という。特に加熱による解離を熱解離,イオンを生じる解離を電離という。

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デジタル大辞泉の解説

かい‐り【解離】

[名](スル)
解け離れること。また、解き離すこと。
一つの分子が可逆的に分解して、その成分原子や原子団、分子あるいはイオン分かれること。イオンに分解する場合は特に電離という。
意識・記憶・同一性・知覚・感情などの心的機能の統合性が失われた状態。

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百科事典マイペディアの解説

解離【かいり】

分子が分解してより小さな分子,原子団,原子,イオンなどに分かれる現象で,反応が可逆的な場合をいう。結晶がばらばらの構成成分(錯イオンや配位子,結晶水など)に分解したり,溶液中で成分イオンに分解するときなども含める。

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栄養・生化学辞典の解説

解離

 化合物(ポリマーでも)が通常水溶液中でイオンになって可逆的にいくつかの集団に分かれること.

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世界大百科事典 第2版の解説

かいり【解離 dissociation】

可逆的な分解反応により分子がいくつかの部分に分かれることをいう。一般に安定な分子の解離には外部から熱や光などエネルギーを供給することが必要で,それぞれ熱解離,光解離などと呼ばれる。解離に必要なエネルギーを解離熱あるいは解離エネルギーといい,たとえば,二原子分子の塩素Cl2,水素H2,酸素O2,窒素N2の解離熱はそれぞれ243,436,495,942kJ/molで,解離熱が小さいものほど解離しやすい。

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大辞林 第三版の解説

かいり【解離】

( 名 ) スル
ときはなれること。また、といてはなすこと。
〘化〙 〔dissociation〕 一つの分子が、それを構成している原子・原子団・イオンなどに分解すること。分解が可逆的である場合をいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

解離
かいり
dissociation

分子がより小さな、あるいはより簡単な分子や、原子団、イオンまたは原子に分解するとき、あるいは結晶が気体分子を放出したり、溶液になってイオンに分解するときなど、元の分子や結晶と分解生成物との間に平衡関係が成立するか、可逆的であるようなとき、これらの分解を解離という。とくにイオンに解離するときは電気解離、略して電離といい、熱による場合を熱解離などという。
 たとえば、ヨウ化水素を一定濃度に保つと次のような解離平衡が成り立つ。
  2HIH2+I2
このときヨウ化水素aモルが反応してxモルが解離したとすると、このときの平衡定数Kは、
  K=x2/4(a-x)2
であり、このKを解離定数といい、xを解離度といっている。
 炭酸カルシウムの熱解離では次のようになる。
  CaCO3CaO+CO2
このとき、炭酸カルシウムと酸化カルシウムは固相であるが、放出される二酸化炭素は気体であり、気体の圧力は反応温度によって一定の値をとる。この圧力を解離圧という。このときの解離圧は低温では低いが、897℃で1気圧となる。塩化ナトリウムを水に溶かすとNa+とCl-とに電離する。しかし結晶そのものもNa+とCl-とから成り立っているので、状態が変わっただけとみることもできる。このような強電解質では電離は完全であるが、弱電解質たとえば酢酸やアンモニアなどでは電離は完全ではなく、電離平衡が成立する。このようなときの解離定数は、酸解離定数、塩基解離定数などとよばれる。[中原勝儼]
『木村優・中島理一郎著『分析化学の基礎』(1996・裳華房) ▽加藤忠蔵・菅原義之著『分析化学――理論と機器分析』(2000・昭晃堂)』

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