言揚・言挙(読み)ことあげ

精選版 日本国語大辞典 「言揚・言挙」の意味・読み・例文・類語

こと‐あげ【言揚・言挙】

〘名〙 ことばに出して相手にいうこと。ことばに出して論ずること。
古事記(712)中「爾に言挙(ことあげ)して詔りたまひしく」
[補注]上代に見られる言霊に対する信仰のあらわれ。むやみに言葉として発してはかえって効力を失うとされ、よほど重大なことでない限り慎むことが要求された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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