言痛(読み)ことたかり

精選版 日本国語大辞典 「言痛」の意味・読み・例文・類語

ことたかり【言痛】

(「ことた」は「こといた(言痛)」の変化したもの) 形容詞「こちたし」の連用形「こちたかり」に相当する上代東国方言。
万葉(8C後)一四・三四八二(或本歌)「韓衣裾のうちかひ逢はなへば寝なへのからに許等多可利(コトタカリ)つも」

こと‐いた・し【言痛】

〘形ク〙 =こちたし(言痛)
夫木(1310頃)二二「こといたくは待てと思ふを岩代野辺の下草我れし刈りてば〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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