言落(読み)いいおち

精選版 日本国語大辞典 「言落」の意味・読み・例文・類語

いい‐おちいひ‥【言落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 弁解などを)言えば言うほど、かえって悪くなっていくこと。
    1. [初出の実例]「申わけいたす程、皆いひおちにて候へ共」(出典:浄瑠璃・出世景清(1685)四)
  3. いいおとし(言落)

いい‐おとしいひ‥【言落】

  1. 〘 名詞 〙 言わなければならないことを言いもらすこと。言い残し。言い落ち。
    1. [初出の実例]「玄甫跡に引添ふて、言(イ)ひ落(オト)しの所は拙者承る」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android