言逃・言遁(読み)いいのがれる

精選版 日本国語大辞典 「言逃・言遁」の意味・読み・例文・類語

いい‐のが・れる いひ‥【言逃・言遁】

〘他ラ下一〙 いひのが・る 〘他ラ下二〙 =いいぬける(言抜)
源氏(1001‐14頃)玉鬘「田舎びたる事をいひのがる」
※玉塵抄(1563)一一私家するとは、とが人が物を内儀でつみを云いのかるることぞ」

いい‐のがれ いひ‥【言逃・言遁】

〘名〙 言いのがれること。また、その時の言葉。言い抜け。いいにげ。
※或る死、或る生(1939)〈保高徳蔵〉二「時々は脱線したりする上に、見えすいたいひ逃れをしようとする狡さもあったりしたからである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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