計測の不確かさ(読み)けいそくのふたしかさ(その他表記)measurement uncertainty

知恵蔵 「計測の不確かさ」の解説

計測の不確かさ

計測とは、目的とするものの真の値を求めようとする行為である。ところが、実際には何らかの誤差、つまり真の値との差が生ずるものであり、計測とは、真の値の推定値を追求すること、となる。この時、最も信用できる推定値の存在する範囲を不確かさとして表現する考え方が、国際的に統一されつつある。この考え方によれば、誤差を統計的な方法によって求められるもの(Aタイプの不確かさと呼ぶ:いわゆる偶然に近い)と、それ以外のもの(Bタイプの不確かさと呼ぶ)とに分け、総合的な不確かさは、これらの両方を合成したものとして扱っている。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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