コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

計測 けいそくmeasurement

翻訳|measurement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

計測
けいそく
measurement

長さ・重さ・時間をはじめ,測定しうるあらゆる物理量,また圧力・速度・加速度などの力学量,角度・立体角,あるいは硬さのような機械的便宜量などを測定すること。測定結果は CGS単位系静電単位系または電磁単位系を組合せた CGS静電単位,CGS電磁単位で表示することが多かったが,工業的また実用的に最近は MKS単位系の使用が多くなった。角度・立体角は国際単位系ではラジアン・ステラジアンであるが,六十進法の度も慣用されている。硬さは測定機の種類により個々に表示が定められている (→硬さ試験 ) 。測定用機器と方法とは千差万別であるが,要は測定対象,測定目的,要求される精度に応じ,適切な機器と方法を選定することで,これを誤ると誤差の原因となる。またデリケートな測定では,機器と用法の選択が正しくても器差と同程度の個人偏差を生じることがあり,注意しなければならない。最近は電子機器の発達により,測定量を電気信号に変換して自動制御に資する工業計器が多く,この場合は制御機構源すなわち測定結果の自動解析の機能まで計測の一部に含めることがある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

けい‐そく【計測】

[名](スル)器械を使って、数・量・重さ・長さなどをはかること。「重量を計測する」

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

計測【けいそく】

種々の量を測定する場合,測定方法,測定器の操作,測定値の処理など,一連の手続を総括して計測という。もっとも単純なのは,対象の量が基準となる量の何倍になっているかを知るもので,この場合の基準の量を単位量という。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

けいそく【計測 instrumentation】

計測とはわれわれが興味をもつ対象についての知識を得る行為である。元来は長さ,重さ,温度,電圧などを測定するような簡単なものが多かったが,最近ではディジタルコンピューターをも組み込み,高度の計算をして結果を求めるようになってきて,単に物理量の値を知る以上に,対象の属性一般,事象の様相や特徴,法則性などを求める行為といわざるを得なくなってきた。その意味ではわれわれの知的活動そのものであるが,多くの場合われわれに代わる自動システムに発展していくので,われわれの知的活動の代行システムにもなりつつある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

けいそく【計測】

( 名 ) スル
器械を使って、ものの量や値をはかること。 「 -器」

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

計測
けいそく

日本工業規格(JIS(ジス))の「計測用語」によれば、計測とは「特定の目的をもって、事物を量的にとらえるための方法・手段を考究し、実施し、その結果を用い所期の目的を達成させること」と定義されている。そして、「公的に取り決めた測定標準を基礎とする計測」を計量とし、工業計測とは「工業の生産過程において、又は生産に関係して行う計測」としている。一般には、計測も、計量あるいは測定も同義に扱われ、また分野によっては、土地や地理学上の計測が測量といわれるように、異なった用語も用いられる。国際的には、国際計量計測用語(VIM:International Vocabulary of Metrology)の第3版が2007年に発行されて、用語の正しい概念と定義を定着させることを図っている。[小泉袈裟勝・今井秀孝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の計測の言及

【管弦楽法】より

…管弦楽を作曲する際に,個々の楽器の特性を考慮しながら音色効果に対する作曲家のイメージを実現する方法,さらにはその技術論をさす。楽器法instrumentationと同義に扱われることもあるが,楽器法が広く個々の楽器の性能とさまざまな音色を効果的に選択,結合する技術一般にかかわるとすれば,管弦楽法orchestrationは歴史的観点から,特に17世紀中期以降の,使用楽器が指定された比較的大規模な管弦楽曲に関して言われる。ただし,もともと鍵盤楽曲や室内楽,歌曲として発想された作品を管弦楽化する場合は編曲といい,一般には管弦楽法の語は用いられない。…

【工業計測】より

…各種の工業において製作加工される対象の品質や資源エネルギーなどの合理的管理,あるいは製造工程の自動化を目的として実施される計測。製鉄,化学,石油精製,電力などの装置産業で行われるプロセス工業計測と,機械産業,精密機械工業,電子機器工業など加工や組立てを主とする機械工業計測と二つの分野に大別される。 プロセス工業計測の歴史は19世紀末のドイツの製鉄業に始まるが,機械工業の計測は部品の互換性や自動化を導入した多量生産が開始された20世紀になってから定着した。…

※「計測」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

不義理

[名・形動]1 義理を欠くこと。また、そのさま。「多忙でつい不義理になる」2 人から借りた金や物を返さないでいること。「茶屋への―と無心の請求」〈逍遥・当世書生気質〉...

続きを読む

コトバンク for iPhone

計測の関連情報