託ち(読み)カコチ

デジタル大辞泉 「託ち」の意味・読み・例文・類語

かこち【託ち】

他にかこつけて恨み嘆くこと。
実体じってい女房の―も恋なれば」〈露伴露団々

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精選版 日本国語大辞典 「託ち」の意味・読み・例文・類語

かこち【託・喞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「かこつ(託)」の連用形名詞化 ) ことよせて恨み嘆くこと。
    1. [初出の実例]「山田もらねど世にあきし、僧都が身こそかなしけれと手を取かはし泣給ふ。かこちは道理去ながら」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)二)

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