設標船(読み)せっぴょうせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「設標船」の意味・わかりやすい解説

設標船
せっぴょうせん

航路標識の一種である浮標(ブイ)の設置、保守、監視を目的とする船。航路標識用のブイは、灯火を掲げる櫓(やぐら)部分、浮体、海底へ沈めて位置を定めるためのおもり(沈錘)から構成され、浮体の大きさは7メートル、重さは10トンほどにもなる。設標船はこれを運ぶための広い作業甲板、大きな力量のデリック装置などをもっている。ブイをつり上げ、つり下ろす際の船体横傾斜を五度程度にとどめるため船幅を大きくし、あるいは双胴船として復原力を大きくしている。日本では設標船は海上保安庁に所属し、「ほくと」「ぎんが」「かいおう」「みょうじょう」がある。

[森田知治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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