詛戸(読み)とこいど

精選版 日本国語大辞典 「詛戸」の意味・読み・例文・類語

とこい‐どとこひ‥【詛戸】

  1. 〘 名詞 〙 人をのろうのに用いたもの。のろいをするときに用いた置物
    1. [初出の実例]「其の兄患へ、其の御祖に泣き請へば、即ち其の詛戸(トコヒト)に返さ令めき。是に其の身本の如く安平(やす)し」(出典古事記(712)中(兼永本訓))

詛戸の補助注記

「とこいど」の「ど」は、「千座(ちくら)置戸(おきど)」の「ど」と同じで、置き場所の意から転じて置かれる物を意味するようになったものか。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む