精選版 日本国語大辞典 「詛戸」の意味・読み・例文・類語 とこい‐どとこひ‥【詛戸】 〘 名詞 〙 人をのろうのに用いたもの。のろいをするときに用いた置物。[初出の実例]「其の兄患へ、其の御祖に泣き請へば、即ち其の詛戸(トコヒト)に返さ令めき。是に其の身本の如く安平(やす)し」(出典:古事記(712)中(兼永本訓))詛戸の補助注記「とこいど」の「ど」は、「千座(ちくら)の置戸(おきど)」の「ど」と同じで、置き場所の意から転じて置かれる物を意味するようになったものか。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例