置戸(読み)おきど

精選版 日本国語大辞典 「置戸」の意味・読み・例文・類語

おき‐ど【置戸】

〘名〙 (「ど」は、処の意) 物を置いてすえる台。机などの類。贖物(あがもの)を載せる台。
古事記(712)上「速須佐之男命に千位の置戸を負せ、亦鬢を切り、手足の爪を抜か令(し)めて神やらひやらひき

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「置戸」の意味・わかりやすい解説

置戸[町] (おけと)

北海道北東部,網走支庁常呂(ところ)郡の町。人口3428(2010)。常呂川の上流域を占め,池北線(のち北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線,06年廃止)が通じていた。町域の大部分北見山地の山林地帯で,置戸市街の上流部には常呂川が幅広い河岸段丘をつくり小盆地状の地形をつくっている。森林面積は町域の約9割に達し,その7割は国有林である。農業はかつての畑作中心の農業にかわって酪農と肉牛飼養などの畜産が伸びている。常呂川上流に鹿の子沢温泉(単純泉,44℃)があり,その付近に多目的の鹿ノ子ダムが1983年完成した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報