詭遇(読み)きぐう

精選版 日本国語大辞典 「詭遇」の意味・読み・例文・類語

き‐ぐう【詭遇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「孟子‐滕文公下」の「為之詭遇、一朝而獲十」による ) 正しい方法によらないで、事を行なうこと。また、それによって富や地位を得ること。
    1. [初出の実例]「毎烏轡之不詭遇」(出典本朝文粋(1060頃)三・鳥獣言語〈菅原淳茂〉)
    2. 「今の世までに仰がるるは、詭遇の僥幸にぞありける」(出典:夜航余話(1836)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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