精選版 日本国語大辞典 「語り調ぶ」の意味・読み・例文・類語 かたり‐しら・ぶ【語調】 〘 他動詞 バ下二段活用 〙 図に乗ってふいちょうする。調子に乗ってしゃべる。一説に、つじつまを合わせて語る。また、繰り返して語る、受け売りする等の意ともいう。[初出の実例]「わづかに聞きえたることをば、我もとよりしりたることのやうに、こと人にもかたりしらぶるもいとにくし」(出典:枕草子(10C終)二八)語り調ぶの補助注記「枕草子」の用例は、能因本、前田本には「かたりしらへいふ」とある。語義はまだ定説を得ない。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例