誣いる(読み)シイル

デジタル大辞泉 「誣いる」の意味・読み・例文・類語

し・いる〔しひる〕【×誣いる】

[動ア上一][文]し・ふ[ハ上二]《「強いる」と同語源》事実を曲げていう。作りごとを言う。
「吠える者は直ぐ狂犬だと―・いて殺して了う時勢では」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「誣いる」の意味・読み・例文・類語

し・いるしひる【誣】

  1. 〘 他動詞 ハ行上一 〙
    [ 文語形 ]し・ふ 〘 他動詞 ハ行上二段活用 〙 ( 「しいる(強)」と同語源 ) 事実を曲げて言う。つくりごとを言う。こじつける。あざむく。しゆ。
    1. [初出の実例]「爰に恐るらくは、誣(シヒ)欺ける網穽(あみあな)に陥(を)ち罹(かか)りて、国を喪(うしな)ひ家を亡(ほろほ)して」(出典日本書紀(720)欽明二年七月(寛文版訓))

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