読上(読み)よみあげ

精選版 日本国語大辞典 「読上」の意味・読み・例文・類語

よみ‐あげ【読上】

〘名〙
文章を声を出して読むこと。
遺言(1900)〈国木田独歩〉「愈々読上(ヨミアゲ)が済むと彼酒癖の悪い水兵が」
② 数を口で唱えながら数えること。
※続百鬼園随筆(1934)〈内田百〉西大寺駅「事務室の中で、ぢゃらぢゃらっと銅貨をうつす音がしたと思ふと、突然大きな声で読み上げを始めた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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