課税単位(読み)かぜいたんい(その他表記)tax unit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「課税単位」の意味・わかりやすい解説

課税単位
かぜいたんい
tax unit

個人所得課税にあたって所得計算をする場合の負担能力の測定単位をいう。社会生活の基本である家族関係において,その構成員のいかなる範囲を単位とするかによって,(1) 個人単位,(2) 夫婦単位,(3) 子供を含めた家族単位,(4) 子供,同居親族まで含めた大家族単位,(5) 生計をともにする個人の集合体としての家計単位などがある。個人単位をとる国としては日本,スウェーデン,カナダがあり,勤労所得については稼得者別の所得に課税され,資産性所得には合算主義がとられる。夫婦単位をとるのはイギリス,アメリカ,ドイツなどで,イギリスは夫婦単位合算非分割制,アメリカとドイツは夫婦単位合算均等分割制 (二分二乗制 ) である。またフランスは家族単位合算不均等分割制をとる唯一の国である。なお合算非分割制に比べて合算分割制は高所得層の累進課税に伴う税負担をより大きく軽減する効果をもつとみられる。

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