ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「調和点列」の意味・わかりやすい解説 調和点列ちょうわてんれつharmonic range of points 調和列点ともいう。2点A,Bを結ぶ線分上に点Cがあるとき,Cは ABを内分するといい,線分 ABの延長上に点Dがあるとき,Dは ABを外分するという。特に点C,Dが線分 ABを同じ比に内分,および外分する点であるとき,C,Dは ABを調和分割するという。このときは点A,Bもまた線分 CDを調和分割する。このような関係をもつ4点A,B,C,Dを調和点列という。またC,DをA,Bについての調和共役点,同様にA,BをC,Dについての調和共役点という。A,B,C,Dが調和点列であるとき,AC/CB=AD/DB または (AC/CB)/(AD/DB)=1 が成り立つ。すなわち,これら4点の非調和比の値は1である。また,ABの中点をMとすれば,MC・MD=MA2 が成り立つ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by