調整剤(読み)チョウセイザイ

化学辞典 第2版 「調整剤」の解説

調整剤
チョウセイザイ
regulator

重合体重合度を適当に調節する目的反応系に加える物質.調整剤としては,大きな連鎖移動定数をもち,しかも重合速度を低下させない物質が望ましい.一般には,C4 以上の第一級,第三級チオール,ジスルフィド,ジアゾチオエーテル,ハロゲン化物などが用いられる.通常合成ゴムなどの製造に用いられる調整剤の目的とはやや異なるが,テロマーの製造に用いられるテロゲン一種の調整剤に属する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android