談天雕竜(読み)だんてんちょうりゅう

精選版 日本国語大辞典 「談天雕竜」の意味・読み・例文・類語

だんてん‐ちょうりゅう‥テウリュウ【談天彫龍・談天雕龍】

  1. 〘 名詞 〙 天を談じたり、龍を彫刻したりすること。弁論文章の遠大高尚なことのたとえ。「史記‐孟子荀卿伝」に「騶衍之術、迂大而閎弁、奭也文具難施、〈略〉故斉人頌曰、談天衍、雕龍奭」とみえる、中国戦国時代斉の、騶衍(すうえん)と騶奭(すうせき)故事による。
    1. [初出の実例]「或は高尚なる学に志して談天彫竜に耽り」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android