謝名堂村(読み)じやなどーむら

日本歴史地名大系 「謝名堂村」の解説

謝名堂村
じやなどーむら

[現在地名]久米島町謝名堂じやなどう

仲里なかざとう間切の東部、北東は宇根うに村、南西は比嘉ひが村、南東東シナ海に面し、対岸奥武おー島がある。ジャナドーと発音する。海岸部は砂丘(イーフビーチ)。絵図郷村帳に「じやなたう村」とみえる。琉球国高究帳には「しやなたう村」とみえ高頭五〇石余、うち田四〇石余・畠九石余。集落背後の登武那覇とうんなは岳付近の高台に宇根村の古島(上宇根)と接して当村古島の宮平みれー(上宮平・下宮平があった)平良てーら(タイラともいう)があった。宮平村は琉球国高究帳では高頭一二石余、うち田九石余・畠三石余、平良村は高頭四四石余、うち田四三石余・畠一石余。拝所はウーリ御嶽(「琉球国由来記」では宇根村のヲレ御嶽)と南謝門宮(ナンジャジョウ)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android