護摩堂村(読み)ごまどうむら

日本歴史地名大系 「護摩堂村」の解説

護摩堂村
ごまどうむら

[現在地名]上市町護摩堂

ごう川支流護摩堂川の上流の北の高地に位置し、北は蓑輪みのわ(現滑川市)、東は東福寺とうふくじ(現同上)。村名の由来は東福寺村に護摩堂があったことによるという(越中志徴)。戦国時代、蓑輪城は当村と蓑輪村・東福寺村の入会の山頂にあり、蓑輪五郎左衛門あるいは平太左衛門が城主であったという(上市町誌)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によれば草高九七石、免四ツ六歩、小物成は山役三四匁・蝋役二匁(三箇国高物成帳)。文化一四年(一八一七)に手上高一石が加えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android