豊国祭礼図屛風(読み)ほうこくさいれいずびょうぶ

旺文社日本史事典 三訂版 「豊国祭礼図屛風」の解説

豊国祭礼図屛風
ほうこくさいれいずびょうぶ

京都豊国神社所蔵の,近世初期の風俗
狩野内膳の筆。豊国神社の祭礼が描かれ,当時の京都町衆を中心とする市井の風俗を知る貴重な資料

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の豊国祭礼図屛風の言及

【狩野内膳】より

…その子一渓の著した《丹青若木集(たんせいじやくぼくしゆう)》によると,狩野松栄門人となって狩野姓を許され,豊臣秀吉に仕えたという。1604年(慶長9)秀吉の七回忌に豊国神社で行われた臨時祭の様子を描いた《豊国祭礼図屛風》(豊国神社),《南蛮屛風》(神戸市立南蛮美術館)などの風俗画にすぐれた手腕を認めることができるが,ほかにも近年さまざまな主題の作例が見いだされている。桃山末期の狩野派傍流の作画傾向を知るうえで重要な画家の一人である。…

※「豊国祭礼図屛風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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