豊岩7遺跡(読み)とよいわなないせき

日本歴史地名大系 「豊岩7遺跡」の解説

豊岩7遺跡
とよいわなないせき

[現在地名]稚内市大字宗谷村字豊岩

宗谷の低丘陵を縫ってオホーツク海に注ぐ上知志矢かみちしや川の河口部周辺にみられるわずかな平坦地に位置。出土遺物はオホーツク文化期のものが主体を占め、オンコロマナイ2遺跡や富磯とみいそ貝塚と似た内容である。出土遺物中には鳥管骨の針入れに入った鉄製針・骨角器・玉類などがあり、とくに石炭製環玉はオンコロマナイ2遺跡出土品と同様のもので両遺跡間のつながりの深さを知る資料として注目されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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