豊後国八郡見稲簿(読み)ぶんごのくにはちぐんけんとうぼ

日本歴史地名大系 「豊後国八郡見稲簿」の解説

豊後国八郡見稲簿(元禄見稲簿)
ぶんごのくにはちぐんけんとうぼ

一冊

別称 豊後国郷村総記

写本 県立大分図書館

解説 元禄郷帳に基づき作成されたと考えられ、郡ごとに領主別の村高・村名を列記する。元禄郷帳との相違点は、同帳が村高を合勺の単位まで記すのに対し、本書は何石余と概数にとどめる点、領主別に村をまとめている点である。また本書と同名の別本(県立大分図書館蔵)があるが、これは岡藩領分のみの村高を書上げ、かつ同藩領内の陸上交通についての記述がある。八郡の総石高三六万九千五四六石七斗九升一合六勺、一千七〇四村。

活字本 大分県郷土史料集成地誌篇

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android